研究室の横顔
- 渡利先生と熊沢先生はプラズマ加熱(イオン・サイクロトロン加熱)の研究をしています。両先生とも核融合科学研究所の教官で名古屋大学の客員教官です。お2人とも優秀で、また気さくな親しみやすいお人柄です。
- 渡利先生は山好きなので、年に1回3000m級の山へ連れていかれます。この科目は必修単位となっております。渡利研に限らず他の研究室からの参加も受け付けています。参加をすれば、講義「プラズマ加熱基礎論」のレポートを出さなくても単位をくれるかも。毎年毎年重いテントを担いで3000mを登る過酷な登山ですが、帰ってきてからは楽しい打ち上げです。学生は無料かも・・・
- 1997年4月に研究室が名古屋大学東山キャンパスから岐阜県土岐市にある自然科学研究機構の核融合科学研究所の研究棟に引っ越しました。研究棟は大変綺麗に整備されており、大学とは違った静かな雰囲気で研究に集中することができます。研究所は小高い山の上にあって、徒歩だと登るのに15分はかかります。テニスやサッカー、草野球の設備も整っています。体育館もできるはずだったという噂も(バブル時代)。
- ここに通っている学生の多くは多治見市街に住んでいます。多治見市は瀬戸市と土岐市に挟まれた町で、人口約10万人の陶器で有名な街です。研究所は多治見市街から6km程離れた土岐市の山中にあります。多治見駅前から直通バスで15分ぐらいかかります。但し、バスの本数は1時間に1本ぐらいです。学生でも車で通っている人がほとんどです。趣味で自転車で通ってくる人、徒歩で歩いてくる人もいます。
- プラズマ実験装置はヘリカル装置CHSとLHDを主に使用しています。研究はかなり自由な雰囲気で行われ、研究テーマも学生の希望にそって選択されています。学生の研究内容は幅広く、イオンサイクロトロン加熱法の研究、磁気座標の研究、電子サイクロトロン加熱実験、ビームプローブ計測法を用いたプラズマ中の揺動計測、水素ペレット入射実験など多岐にわたっています。研究は指導教官のみならず核融合科学研究所の諸先生方が指導・協力して下さっています。ゼミは週2回、木曜の午前中と土曜の午後に行われています。非常に難解なゼミではありますすが、質問すれば解答を丁寧に答えていただけます。また、1人1台パソコン(DOS-V)がもらえ、まるで私物のように使えます(でも備品です。)
2004.4.13更新
背景の画像は核融合研大型ヘリカル装置内部のプラズマの状態とICRFアンテナの配置の模式図。
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